ライザップで減量後、お腹の皮は余る?【元トレーナーが解説】 | RE:NOW

ライザップで減量後、お腹の皮は余る?【元トレーナーが解説】

  • ライザップ
  • 大手パーソナルジム特集

元ライザップトレーナー

ちゃろ

ライザップでダイエットをすると、お腹の皮は余るの?

この記事では、上記のような疑問を解決します。

短期間のダイエットで有名なライザップですが、ダイエット後にお腹の皮が余らないか気になりますよね。

先に結論ですが、ライザップのダイエットはお腹の皮が余りにくいですよ。

その理由について、元ライザップトレーナーの私の経験を踏まえながら解説します。

ダイエットでお腹の皮が余る原因とは?

ダイエットでお腹の皮が余る原因とは?

そもそもなぜ、ダイエットでお腹の皮が余ることがあるのでしょうか。

おもな原因は、短期間での急激な減量です。

短期間で急激に痩せると、お腹の皮が余りやすくなります。

下の図をご覧ください。

皮膚の断面図

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層で構成され、このうち皮下組織に脂肪が貯蔵されています。

皮下組織は真皮と筋肉との間のすきまを埋め、皮膚に圧力をかけています。それによって、皮膚はハリを保てるのです。

しかし急激に痩せると、皮下組織(脂肪)のサイズは小さくなるものの、表皮・真皮のサイズはそのまま状態になります。

そうなると真皮と皮下組織の間にすきまが生じ、皮膚への圧力がかからなくなるため、皮が必要以上に余ってしまう。これが、お腹の皮が余るメカニズムです。

皮が縮むまでには時間がかかる

皮膚にハリをもたせるためには、皮が脂肪のサイズに応じて縮む必要があります。

その際に必要な成分がコラーゲンエラスチンです。これらの成分は真皮に含まれていますが、太ることによって皮が引き伸ばされるとダメージをうけます。

時間をかけて痩せれば、ダメージをうけた真皮が再生し皮も縮みますが、短期間で急激に痩せた場合はそうもいきません。

ようするに、皮が縮むまでには時間がかかるため、その人に合った適切な減量幅でダイエットをすることが望ましいのです。

では、ライザップのダイエットはどうなのでしょうか。続いて解説します。

ライザップのダイエットはお腹の皮が余りにくい

ライザップのダイエットはお腹の皮が余りにくい

短期間でのダイエットが売りのライザップ。ここまでの話の流れ的に「ライザップ=お腹の皮が余る」と心配されている方は多いのではないでしょうか。

結論としては、そこまで心配する必要はありません。その理由は下記のとおりです。

・必ずしも急激に体重を落とすわけではないから
・筋トレを並行して行うから
・たんぱく質をしっかり摂るから

それでは順番に解説しますね。

必ずしも急激に体重を落とすわけではないから

ライザップでは、クライアントの要望に応じたプランを提供しています。

クライアントが短期間でのダイエットを望んでいるのであれば、目標体重・体脂肪率を達成できる最短のプランを提案

反対に、適切な減量幅で目標体重・体脂肪率に到達したいのであれば、長期的なプランを提案することもあります。

そのため、短期間で急激に体重を落とすかどうかは、希望する目標体重やプランに左右されるのです。

したがって、お腹の皮が心配な方はその旨無料カウンセリングで伝えましょう。トレーナーがそれに見合ったプランを提案してくれますよ。

筋トレを行うから

ライザップでは、食事制限と筋トレを組み合わせてダイエットをします。

その理由は、筋肉量の低下を防ぐためです。筋肉は皮膚を下から支えているため、筋肉量の低下を防げれば、結果として皮の余りは軽減されます。

反対に食事制限のみでダイエットをすると筋肉量が著しく低下し、皮余りの原因に。

ライザップの筋トレは全身を鍛えるので、お腹をふくめ、体全体を引き締めます

たんぱく質をしっかり摂るから

たんぱく質はコラーゲンとエラスチンを合成する際の材料になります。

先にもお伝えしたとおり、コラーゲンとエラスチンは皮膚のハリや弾力を保つうえで欠かせない成分。

ライザップの食事制限では、たんぱく質を含むお肉やお魚といった食品をメインに食べるので、コラーゲンとエラスチンの合成を促します。

栄養面から考えても、ライザップのダイエットはお腹の皮が余りにくいといえるでしょう。

とはいえ、ライザップといえど、減量後にお腹の皮が余ってしまう場合もあります。

ライザップのダイエットでお腹の皮が余ってしまう人とは?

ライザップのダイエットでお腹の皮が余ってしまう人とは?

ライザップの減量後にお腹の皮が余ってしまう人には、ある共通点があります

具体的には、以下のとおりです。

・長期間の肥満体型
・年齢

順番に解説しますね。

長期間の肥満体型

ここでいう肥満体型とは、体脂肪率が男性で25%以上、女性で35%以上の状態です。

長期間この状態だと、お腹まわりの皮膚が横方向に引き伸ばされたままになるので、皮膚のハリを保つコラーゲンやエラスチンに大きなダメージがかかりつづけます

冒頭でお伝えしたとおり、コラーゲン・エラスチンは皮膚の収縮に関わる成分。ダメージをうけつづけると、皮膚が縮まずに余ってしまいます

そうなるとライザップでダイエットを成功させたとしても、お腹の皮が余りやすくなるのです。

長期間といっても明確な定めはありませんが、皮膚にダメージをうけている期間が長いほどお腹の皮は余りやすいといえます。

年齢

年齢が重なるにつれて、コラーゲンとエラスチンの量が減るため、必然的に皮膚がたるみやすくなります。

これは一種の老化現象なので、完全に防ぐことは難しいです。

そのため、ライザップで痩せたとしてもお腹の皮は余りやすくなります。しかし逆に言えば、年齢が若ければ皮膚の再生スピードが早いため、お腹の皮は余りにくいです。

少し現実的なお話をしましたが、大事なことは「できることから早めに対処する」こと。

時間の経過とともに皮膚のたるみは改善されづらくなるため、続いて解説する内容を押さえておきましょう。

なるべくお腹の皮を余らせない方法

なるべくお腹の皮を余らせない方法

なるべくお腹の皮を余らせない方法は下記のとおりです。

・ビタミンCやたんぱく質の摂取を心がける
・睡眠時間をしっかり確保する
・筋肉量を増やす

それぞれ順番に解説します。

ビタミンCやたんぱく質の摂取を心がける

先にも述べましたが、コラーゲンはたんぱく質を材料にして生成されます。

そのため、普段の食事ではたんぱく質を摂ることが重要ですが、同時にビタミンCも摂りましょう。

その理由はビタミンCが不足すると、コラーゲンの材料であるたんぱく質を合成できなくなるからです。

つまり、双方を組み合わせて摂取することで、より効率的にコラーゲンを生成できます。

ビタミンCとたんぱく質の摂取目安量

たんぱく質は1日あたりで体重×1.5〜2.0g(トレーニングをしている場合)の摂取を心がけましょう。

  • 例:体重60kgの人であれば、90〜120g /日

ビタミンCの目安量は1日あたりで100mgです。

ブロッコリー50gあたりで約60mgのビタミンCが含まれているので、朝昼晩で毎食30gずつ召し上がるのがおすすめです。

ちなみに食材からの摂取が厳しい場合は、サプリメントを代用するのもアリですよ。

なお、ビタミンCは水溶性ビタミンに分類され、尿として排出されやすいので、必ず分けて摂取しましょう。

睡眠時間をしっかり確保する

睡眠時間を確保する理由は、成長ホルモンの分泌を促すためです。

成長ホルモンは、コラーゲンの生成を促す成長因子の分泌をサポートする働きがあるため、皮膚のハリを保つうえで欠かせません。

成長ホルモンの分泌が最大化されるのは、深い眠りである「ノンレム睡眠」に移行したときです。

ノンレム睡眠に入るまでの時間には個人差がありますが、おおよそ入眠後3〜4時間といわれています。

したがって、全体の睡眠時間は6〜7時間は確保したいところ。ダイエット中こそ、睡眠時間を意識しましょう。

筋肉量を増やす

これはライザップでの減量後のお話ですが、目標体重に到達したら増量を行うことも一つの手です。

増量とはかんたんにいうと、筋肉量を増やすこと。増えた筋肉によって皮膚を下から支えられるので、皮のたるみを改善できます。

つまり、体全体をスタイルアップさせるイメージです。

減量中はどうしても筋肉量が増えにくいため、スタイルアップをしたい人は増量期間を減量後に設けることが一般的。

ライザップでも「マッスルゲイン」という増量目的のプログラムがあるので、ぜひ参考にされてください。

まとめ

お腹の皮が余るリスクを考えると、ライザップでのダイエットを躊躇してしまいますよね。

しかし、肥満体型の人が短期間で急激に痩せない限り、お腹の皮が余るリスクは低いといえるでしょう。

ライザップは「短期間で痩せる=お腹の皮が余る」といったイメージがついていますが、実際のところは、引き締まった体になる人の方が圧倒的に多いですよ。

ライザップのダイエットがどうしても不安であれば、一度無料カウンセリングで相談することをおすすめします。

体の部位別の悩みについても相談にのってくれるので、最善の解決策が見つかるはずです。

この記事がライザップ入会の参考になれれば幸いです!

>>ライザップの無料カウンセリングはこちら

Let’s SHARE!

本記事の執筆者

元ライザップトレーナー

ちゃろ

トレーナーとして100名以上のダイエットをサポートした経験をもとに、リアルな情報をお届けしています!

関連記事