【体脂肪が減る順番】顔は最初に痩せる?それとも最後? | RE:NOW

【体脂肪が減る順番】顔は最初に痩せる?それとも最後?

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理学療法士・パーソナルトレーナー

鈴木裕子

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顔は人の目に触れやすく、印象として残りやすいもの。

特にフェイスラインについた脂肪は二重顎の原因となり、パッと見て太った印象を与えますよね。

そこで、多くの方はダイエットに取り組み「丸い顔をすっきりさせたい」と思うかもしれません。

しかしダイエットで体重が落ちれば、そのまますぐに顔痩せするのでしょうか。実は顔痩せはそれほど簡単ではありません

この記事では、顔痩せが難しい理由と、難しいながらも顔痩せに効果のある方法をご紹介します。

顔の脂肪が落ちるのはいつ?体脂肪が減る順番

早く顔をスッキリさせて痩せた印象を与えたいところですが、なかなか落ちないのが顔の脂肪。顔の脂肪はどのような脂肪なのか、どのような順番で痩せていくのかを解説します。

肝臓脂肪、内臓脂肪と皮下脂肪の違い

まず最初に身体全体の脂肪について簡単に解説します。

脂肪は肝臓脂肪内臓脂肪皮下脂肪の3種類に分けられます。

肝臓脂肪

文字通り肝臓にたまった脂肪のことで、脂肪が溜まった肝臓のことを脂肪肝と言います。肝臓の細胞の30%に脂肪がたまると脂肪肝と診断されます。糖尿病・ステロイド剤の服用・栄養障害による代謝異常なども原因になります。(eヘルスより引用)

肝臓も内臓ではありますが、次にあげる内臓脂肪とは区別されます。

内臓脂肪

内臓脂肪は女性より男性に多いと言われており、腸間膜にたまった脂肪のことをいいます。

腸間膜とは小腸や大腸を支えている膜のことで、ここに余った中性脂肪がたまっていきます。腸の周りに脂肪がついているため、ぽっこりお腹につながります。ですが、中には見た目にはあまり分からないこともあり、痩せている人でも内臓脂肪が多いという場合があります。

外見では分からないこともある内臓脂肪ですが、糖尿病や動脈硬化、高血圧などの生活習慣病の原因とされているので注意が必要です。

皮下脂肪

皮下脂肪は女性に多く、腕やお尻、腿についた脂肪のことを言い、つまめるお肉は皮下脂肪です。

皮下脂肪は内臓脂肪に比べて落としにくいとされています。食べ過ぎや運動不足によりつきやすい皮下脂肪は食事管理と運動により改善できます。

顔の脂肪はこの皮下脂肪に分類されます。

よって、顔を痩せたい場合は食事に気をつけ、運動をすることが大切です。

体脂肪は肝臓から遠い順に減り、顔が痩せるのは「かなり後」

体脂肪は肝臓から遠い順から減っていくと言われています。

1.手首・足首

2.前腕

3. ふくらはぎ

4. 肩

5. 上腕

6. 太もも

7. 顔・胸

8. お腹

9. お尻

(参考:シロノクリニック

このように顔が痩せるのはかなり後

そのため、体重が減ったからといって、顔の脂肪がとれているわけではないのです。これが顔痩せが難しい一番の理由

とはいえ早く顔痩せしたいですよね。

顔だけ先に脂肪を落とすことは可能なのでしょうか。

顔の脂肪だけ先に落とすことは可能?

顔の脂肪が減るのはかなり後と分かりましたが、早く効果を出す方法はあるのでしょうか。

顔の脂肪だけ先に落とすことは難しい

結論から言うと、顔の脂肪だけ先に落とすのは難しいです。実際、肥満度を示す指数として用いられるBMIが高いほど、顔の脂肪量が多いという研究結果が出ています。

BMIは身長と体重から算出されますが、全身の肥満度と顔の脂肪量が比例しているということは、顔を痩せたいのであれば全身痩せる必要があるのです。

脂肪とむくみの違い

脂肪は、カロリーオーバーなどで余った中性脂肪が体内に蓄積されたものです。

一方むくみは、血管外の皮下組織に過剰にたまった水分のことを言います。むくんでいる状態は血流が滞り、血管内にあった水分が外の細胞に滲み出た状態になっています。

水分は90%が静脈から心臓へ戻され、残りの10%がリンパ管を通ります。よって、むくみを改善するには血液の循環やリンパ管の通りを良くしておく必要があります。

顔がむくんで丸い場合、むくみをとることですっきりする

顔が丸い原因が脂肪である場合は運動などで脂肪を燃焼させる必要があり、痩せるまでに時間がかかります。ですが、むくみであれば、むくみをとることでスッキリ痩せて見えるので即効性が期待できるのです。

実際、筋トレでの部分やせは難しいとされていますが、エステの施術では部分やせができる可能性研究により示されています。

ここでは、むくみをとる方法を3つご紹介します。

マッサージ

顔のマッサージはリンパを意識して行うことで、むくみを改善することができます。リンパ節は耳の前や後ろ、耳のすぐ下などに多くあり、首筋や顎のラインにそって存在します。そのため、耳を刺激したり、フェイスラインや首筋をメインにマッサージすると効果的です。

美顔器・美顔ローラー

美顔器や美顔ローラーなども顔の筋肉を刺激したり、凝りをほぐしたりするのに役立ちます。

EMSなどの電気刺激で筋肉に刺激を与えることでむくみの改善や肌の引き締めが期待できます。また、美顔ローラーは筋肉の凝りをほぐし、リンパの流れを良くしてくれます。

エラが張って顔が大きく見えてしまう人は噛み締める時に力が入る咬筋と呼ばれる筋肉が凝っている可能性があるので、手でマッサージするよりもローラーを使うと力が入りやすく楽にほぐすことができるでしょう。

エステ

セルフケアでは難しい場合はプロの手を借りるのも一つです。

エステでは、顔の凝りをほぐしたり、リンパを流したりと手や特殊な機械を使いながらアプローチしてくれます。また、お肌のケアを一緒にしてくれるので肌のシワやたるみが改善され、さらに小顔効果や若返りの効果が期待できます。

まとめ

顔の脂肪が減る順番としてはかなり後ですが、顔が太って見えるもう一つの原因としてむくみが考えられます。

むくみは水分や老廃物であり、マッサージなどにより短期間で効果を実感することができます。

ですが、むくみと脂肪は関係しており、むくみやすいと脂肪も溜まりやすく、脂肪がたまるとむくみやすくなります。よって、塩分やお酒の取り過ぎなどでむくまないようにすること、またカロリー過多で脂肪を増やさないようにすることが大切です。やはり根本的に解決するためには食事管理と程度な運動も行っていきましょう。

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本記事の執筆者

理学療法士・パーソナルトレーナー

鈴木裕子

理学療法士・パーソナルトレーナー・2児のママ。つくば市の自宅サロンREPAIRでリハビリからボディメイク、産後ケアなどお客様にあったメニューで健康的な身体作りをサポートしています♪

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