何キロ痩せると足が細くなる?結論、体重の減り幅はそこまで関係ない | RE:NOW

何キロ痩せると足が細くなる?結論、体重の減り幅はそこまで関係ない

  • ダイエットの悩み

元ライザップトレーナー

ちゃろ

「何キロ痩せると足が細くなるのかな?」

このような疑問をお持ちの女性は多いのではないでしょうか。

先に結論をお伝えすると、体重の減り幅と足の細さには相関性がありません

この記事では、体重と足の細さの相関性や足が太く見える原因、足を細くする方法について解説します。

太もも・ふくらはぎが細くならない…とお悩みの女性は、ぜひ最後までご覧ください。

何キロ痩せると足が細くなる?

冒頭でお伝えしましたが、体重の減り幅と足の細さには相関性がありません

ようするに「◯キロ痩せれば◯cm足が細くなる」といった基準はなく、人によってバラつきがあります。

その理由は、骨盤や股関節のゆがみ・ねじれといった「体重(体脂肪)以外の要因」も関係しているからです。

骨格のバランスが崩れると、太ももやふくらはぎの筋肉が張ってしまうので、体重に関係なく足が太くなります

つまり体重を減らしたからっといって必ずしも足が細くなるわけではないので、体重以外の要因も考慮しながら解決策を探る必要があるのです。

解決方法については、後ほど解説しますね。

続いては、下記の実例をご紹介します。

  • −1.5kgで足が細くなった人
  • −6.5kgで足が細くならなかった人

−1.5kgで足が細くなった

上記は、−1.5kgのダイエットをした方のビフォーアフターです。1ヶ月前と比べ、明らかに太ももが細くなっていることが見てとれます。

その一方、−6.5kgのダイエットをしたのに足が細くならないと悩まれている方も。

−6.5kgで足が細くならない

上記は先ほどの女性より5kgも多く体重を落とせていますが、太ももの見た目はほぼ変わっていません

体重に差があるので正確な比較はできませんが、どちらにせよ体重の減り幅は参考にならないのです。

では、足を細くするためにはどうすればいいのでしょうか。その方法を知る前に、まずは足が太く見える原因を理解する必要があります。

足が太く見える4つの原因

足が太く見える原因は下記の4つです。

・体脂肪が多い
・外ももが筋肉が硬くなっている
・お尻・もも裏の筋肉が衰えている
・下半身がむくんでいる

上記のうち、どれか一つが原因で足が太くなっている人もいれば、複数の原因が重なり合って足が太くなっている人もいます。

自分ひとりで判断することは難しいため、のちに解説する解決方法をすべて試すのがオススメです。

体脂肪が多い

言うまでもありませんが、体脂肪が多いほど足は太く見えます。

とくに体脂肪率が30%以上の人は、体脂肪によって足が太くなっている場合が多いでしょう。

ぶよぶよとした肉をつまめるようなら、下半身の体脂肪量が多い証拠です。

外ももの筋肉が硬くなっている

外ももの筋肉が硬くなると、太ももの骨と骨盤をつなぐ「股関節」が内側に引っ張られます

すると、お尻・もも裏の力が抜け、外ももの筋肉が外側に大きく張り出す姿勢に。

その姿勢のまま日常生活を過ごすと、筋肉のつき方がアンバランスになり、太ももが太く見えてしまいます。

お尻・もも裏の筋肉が衰えている

一つ前の話に付随しますが、お尻・もも裏の筋肉が衰えていると、骨盤が前傾しやすくなります

骨盤は上半身と下半身をつなぐ役割があるので、前傾すると身体の重心が前方へと偏りがちに。

前重心になると前ももの筋肉ばかりが使われるので、結果として太ももが太くなります。

下半身がむくんでいる

むくみは体脂肪に関係なく、太った印象を与えます。むくみが起こる原因は、細胞と血管の間にある「組織液」が過剰に増加するためです。

とくに下半身は上半身に比べて重力がかかりやすく、血管内の圧力も増えやすくなります。

すると血中の水分が組織液に流れるので、足がパンパンにむくんでしまうのです。

さて、ここまでは「足が太く見える原因」についての内容でした。最後に足を細くする方法を解説するので、ぜひ実践してみてください。

足を細くする4つの方法

足を細くする4つの方法は下記のとおりです。

・食事制限で体脂肪を減らす
・ストレッチで外ももの柔軟性を高める
・筋トレでお尻・もも裏を鍛える
・食生活を見直しむくみを改善する

なお、先ほどもお伝えしましたが、足が太く見える原因は千差万別であり、その解決方法もさまざまです。

そのため、できれば上記4つの解決方法をすべて実践するのがいいでしょう。

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食事制限で体脂肪を減らす

体脂肪を減らすなら食事制限がマストです。食事制限に苦手意識のある人は、最初は以下の内容を意識してみましょう。

・朝と昼は一汁三菜を意識し、夜は炭水化物(糖質)を控える
・おかずとなる肉、魚などはさっぱりとした種類を選ぶ
・三食とも腹八分目になる食事量に調整する

カロリー計算も並行するのが理想的ですが、最初からあれこれやりすぎると挫折します

ですので、上記の食生活に慣れ、体脂肪が減りづらくなったタイミングで取り組んだ方がいいでしょう。

ストレッチで外ももの柔軟性を高める

外ももが硬いと股関節が内側にねじれ、太ももが張る原因になります。

以下のストレッチを実践して柔軟性を高めましょう。

外もも(大腿筋膜張筋)のストレッチ

動作の順序は次のとおりです。

①左手にタオルを持ちながら仰向けになり、右足を直角にあげる。
②右足のつま先あたりに左手にあるタオルを引っかける。
③右足を左方向に倒しつつ、タオルを使って頭(上)の方向に引きつける。
④30秒キープし、3セットおこなう(左足も同様におこなう)。

外ももがしっかり伸びていることを感じながら実践してみてください。なお、足を倒すと同時に上半身が浮きやすくなるので、浮かないよう注意しましょう。

筋トレでお尻・もも裏を鍛える

足の太さで悩んでいる人の多くは、前ももや外ももを酷使しており、お尻・もも裏の筋肉が衰えています。

足を細くするには、下半身の筋肉をバランスよく使えるようになることが大切です。そのためには、お尻・もも裏を筋トレによって意識的に鍛えましょう。

ブルガリアンスクワット

ブルガリアンスクワットは、片脚でおこなうスクワットであり、お尻・もも裏を効率的に鍛えられます。

動作の順序は以下のとおりです。

①ベンチ台(椅子)に左足の甲を乗せ、右足でバランスをとる。
②上体は少し前傾させ、両手をクロスもしくは腰にあてる。
③右足かかとに重心をかけ、右側の太もも前面が床と並行になるまでしゃがむ。
④かかとで床を押すイメージで立ち上がる。
⑤10〜15回を3セットおこなう(左足も同様におこなう)。

もし動作が難しければ、壁や高さのある椅子につかまりながらおこないましょう。

食生活を見直しむくみを改善する

日頃から塩分や糖質を摂りすぎていませんか?これらは水分を溜め込む性質があるため、むくみの原因になります。

以下の食品はなるべく避けるようにしましょう。

  • 塩分の多い食品:スナック菓子、カップ麺、漬け物、カレーライス
  • 糖質の多い食品:アイスクリーム、お菓子全般、スイーツ、清涼飲料水

むくみの原因の多くは食生活の乱れなので、塩分と糖質の摂りすぎには日頃から注意してくださいね。

まとめ

この記事のまとめです。

・体重減少と足の細さには相関関係がない
・足が太く見える原因:体脂肪、骨格バランスの崩れ、むくみ
・足を細くする方法:食事制限、ストレッチ、筋トレ、食生活の改善

足を細くするうえで、体重の減り幅は参考になりません。そこに目を向けるより、まずは足が太く見える原因を探り、その原因にあった解決策をいろいろ試すべきです。

自分ひとりだと不安な方は、ダイエットのプロであるパーソナルトレーナーに相談してみてくださいね!

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本記事の執筆者

元ライザップトレーナー

ちゃろ

トレーナーとして100名以上のダイエットをサポートした経験をもとに、リアルな情報をお届けしています!

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