毎日快便でも痩せないのは腸内細菌が原因だった!食事の改善点を解説 2022.12.13 ダイエット ダイエットの悩み 管理栄養士・幼児食マイスター kawano [xyz-ihs snippet=”google-adsence”] 毎日快便だとデトックスができるから痩せるという噂は本当でしょうか? 太っている人の多くが「便はよく出る」と言うのも事実で、疑いたくなりますよね。 結論から言うと、便が出ていても食べ過ぎていれば痩せません。しかし、ダイエットを成功させたいのであれば、腸内環境を整えることは大切です。 この記事では、以下について解説していきます。 快便なのに痩せない理由 太る原因は2つの腸内細菌 腸内環境を整える食事 腸内環境を整えてダイエットに取り組みたい方は、ぜひ参考にしてください。 目次 毎日快便なのに痩せないのは腸内環境が悪いから太る原因になる2つの腸内細菌腸内環境を整えて痩せるなら低FODMAP食がおすすめまとめ 毎日快便なのに痩せないのは腸内環境が悪いから 快便なのに痩せない主な理由は、腸内環境が悪いからです。腸内環境が悪く老廃物がたまれば、栄養素を吸収する力は落ちてしまう、つまり代謝が落ちてしまいます。 そもそもあなたの言う快便は「本当の快便」でしょうか? ここでは以下のことを解説します。 快便の定義 腸内環境と肥満の関係 確認していきましょう。 うんちが出る=快便ではない うんちが出れば快便というわけではありません。 快便かどうか以下の項目をチェックしてみましょう。 排便後にスッキリしているか 卵1個以上の大きさであるか 形がありツルンと出たか 食べている量に対して少ない便や残便感がある場合、快便とは言い難いです。 また快便なら必ず痩せるわけではありません。たくさん食べればその分便も増えますし、食べ過ぎていれば体脂肪が減ることもまずないでしょう。 とくに糖質の量をたっぷり食べる方は便の量が多くなる印象です。便が出ているから腸内環境も整ているというわけではありません。 腸内環境の良し悪しは肥満に影響する 「快便なら痩せる」の本当の意味は「腸内環境が整っていれば痩せやすい」になります。腸内環境が整うとエネルギーや栄養素の代謝が良くなり、食べたものをしっかり体で利用できるからです。 また腸はさまざまな臓器と密接に関係していて、間接的にダイエットをサポートします。 腸内環境が整っていれば、代謝が良くなり、ダイエットをサポートできる。以上から、痩せやすい体を手に入れられると考えられているのです。 では、次の章でどのような腸内環境が肥満に影響を与えるのか、チェックしてみましょう。 太る原因になる2つの腸内細菌 腸内環境とは「腸内に住む細菌のバランス」のことです。 肥満を後押しする原因になる腸内細菌は、次の2つを指しています。 デブ菌(ファーミキューティス属) 古細菌(アーキア) どのような影響があるのか見ていきましょう。 デブ菌(ファーミキューティス属) デブ菌とも呼ばれる日和見菌のファーミキューティス属は、太っている人の腸内に多くみられます。数が多くなると、どんなものでも分解・消化してエネルギーに変える点が特徴です。 過剰にエネルギーを作りだすため、普通の人と同じだけ食べても太ってしまうケースもあります。 古細菌(アーキア) 古細菌はメタンガスを発生させる腸内細菌で、15~30%の人がもっているといわれています。古細菌が多い場合、便秘がちになり、太りやすい点が特徴です。 腸内に便が滞りやすいため、血中脂質の上昇や腹囲径の増幅がよくみられます。 このような腸内細菌を減らし、善玉菌を増やして腸内環境を整えるためには、どのような食事をとればいいのでしょうか。 腸内環境を整えて痩せるなら低FODMAP食がおすすめ 腸内環境を整えるなら低FODMAP食がおすすめです。 いわゆる腸に良いといわれる発酵食品・食物繊維・オリゴ糖などでも、効果を感じるでしょう。しかし、それらで効果を感じるのは腸が健康な状態の方のみです。 もともとお腹が弱く調子を崩しやすい方は、低FODMAP食の方が効果があります。 FODMAPとは FODMAPとは、お腹の調子を崩しやすい発酵性の糖質から頭文字をとったものです。 F:Fermentable(発酵性) O:Oligosaccharides(オリゴ糖) D:Disaccharides(二糖類) M:Monosaccharides(単糖類) P:Poliols(糖アルコール) これらを食べることで腸内にガスが溜まったり下痢や便秘を起こしたり、不調があらわれます。結果、腸内細菌のバランスが崩れ、太る原因を増やしてしまうのです。 低FODMAP食のポイント FODMAP食では、どの食品が自分の腸と相性が悪いのか知る必要があります。まずはFODMAPの多い食品を一旦すべてやめてみましょう。 その後FODMAPの多い食品を1種類ずつ食べてみて、お腹の調子を観察。そして相性の悪い食品を見つけるのが正統法です。 しかし、これでは時間がかかってしまいます。 まずは以下の表を参考に、あなたがよく食べる高FODMAPの食品をやめてみましょう。 よく聞くのは、小麦粉や人工甘味料をやめてお腹の調子が良くなり、痩せるという体験談です。 FODMAPを多く含む食品 FODMAPを含まない(少ない)食品 小麦製品(パン・麺類) ナッツ 桃や柿 大豆 納豆 玉ねぎ にんにく ごぼう アスパラ はちみつ ゼロカロリーの甘味料 アイスクリーム乳製品 米 玄米 味噌 豆乳 そば オートミール キヌア バナナ いちご キウイ ブロッコリー 人参 大根 バター 太ってしまった原因である「今の食事」から食べない方が新しく食品をとるよりも、痩せやすくなります。 脂肪やたんぱく質も食べ過ぎない 痩せるためには摂取カロリーのとり過ぎは避けたいもの。低FODMAP食に加え、脂質やたんぱく質も食べ過ぎないように注意しましょう。 ポイントは以下です。 肉は赤身が多い部位を選ぶ 主菜は魚:肉=1:1でメニューを考える たんぱく質の食材は1食で片手のひら分ほど 脂質の多い油脂類は1食で大さじ1杯ほど 目安にして食事を整えてみてください。 とはいえ、理屈は理解しても、正しい食事を実践することは簡単ではありません。時間や手間がかかるからです。仕事や育児で忙しい方なら、できるだけ楽に腸内環境を整えたいと思うはず。そうしたときに便利なのがサプリメントです。 特に、8つの厳選成分で内側から身体環境を整える【 おなか革命 】 が手軽でおすすめ。現在、「商品価格20%オフ+日本全国送料無料」のキャンペーン中なので、気になる方はぜひ購入を検討してみてくださいね! まとめ 快便だと痩せるというのは、腸内環境が整っている人の場合です。便が出ていても、腸内環境が崩れていれば代謝が落ち、太りやすい体の可能性があります。 エネルギーや栄養素の代謝をしっかり行えるよう、腸内細菌のバランスを整えましょう。「オリゴ糖や食物繊維をとってもいまいち改善されないな…」というときは、低FODMAP食を試してみるのもオススメです。 参考文献:江田証氏「腸のトリセツ」 [xyz-ihs snippet=”snippet-view-at-end”] Let’s SHARE!