ダイエットは意思が弱くてもOK!続かないからの逆転策とは 2022.08.16 ダイエット ダイエットの悩み 元パーソナルトレーナー/フィットネスライター 鈴木晴喜 「いつもダイエットが続けられない」「結果が出なくて諦めかけている」「がんばりたい気持ちはあるんだけど、重たい腰があがらない」 そんな悩みを抱えている方は、あなただけでありません。ダイエットをしている人のほとんどが直面していると言っても過言ではないでしょう。 しかし、なぜ続かないなのでしょうか?意思が弱いからではありません。 実は別のことが原因となっている場合の方が多いです。 この記事では、「意思が弱くて…」「続けられる自信がない」という方でもダイエットを続けられる秘訣と選択肢をご紹介します。 自分にあった方法を見つけて、成功に大きく近づきましょう! 目次 ダイエットは意志が弱くても問題ない意志が弱い人でもダイエットを続けられる方法どうしてもダイエットが続けられなくなったときはまとめ ダイエットは意志が弱くても問題ない やる気はあるのに、続けられないのはなぜでしょうか? まずは続かない原因と解決策について解説します。 【原因】ダイエットが続かないのであれば意志よりも、やり方が間違っている可能性もある ダイエットが続かない原因は意思が弱いからではなく、やり方に問題がある可能性があります。 たとえば、「キツすぎる」または「楽すぎる」からというもの。 具体例を以下にてご紹介します。 運動の強度が高すぎる・・・疲労が抜けなくて体が付いてこない、腰痛・肩こりが酷すぎて動けない フォームが間違っている・・・筋肉に効かせられる角度で動けていないから効果がでない 負荷が軽すぎる・・・筋力に対しての負荷が軽すぎて、カロリーを消費できていない 極端な食事制限をしている・・・食事量が極端に少ない、1つの食材ばかり食べる方法を実践している 食べすぎている・・・計算、計量の間違いでカロリーオーバーしているため、結果がでない やる気のある方ほど、最初から肉体的 or 精神的にキツいやり方で始めてしまいがち。しかしキツいやり方ではすぐに疲弊してしまうでしょう。特に、張り切っていきなり高負荷で始めてしまう方に多い傾向です。 一方、楽すぎても問題。なぜなら負荷が足りず筋肉が成長しないから。成果が感じられないと、しだいにモチベーションは下がってくるため、難易度が低くてもダメというわけです。 このように、筋トレも食事もあなたの体に合った、適切なやり方で行うことが成功の秘訣なので、今一度ご自身が実践している方法を見直してみましょう。 【対策】自分の意思に関わらずダイエットを継続するには、運動を習慣化する必要がある 長期(3ヶ月以上)の継続的なダイエットをするためには「習慣化」が重要です。 「同じ曜日・時間に、ジムまたは自宅でトレーニングをする」などのルールを決めて、数ヶ月すると習慣になって、続けられるようになります。 しかし、中には「そう決めたけどできなかった」という方もいるでしょう。 その原因は「ダイエットができる環境ではなかった」から。 運動の習慣化は環境づくりが最も重要 人の行動は環境によって変わります。というのも継続しやすい環境だと、自然に習慣化されるため、それが「当たり前」になるからです。つまり違和感なく続けることができるのです。 たとえば、 家ですぐに筋トレが開始できるスペースが確保された環境なのか 仕事帰りにジムに行ける準備が整っている環境なのか。 トレーニングにおいてはこのあたりが習慣化の定着率を大きく左右します。 つまり、習慣化できなかった原因は意思が弱いからではなく、環境が整っていなかったからです。 まずはすぐに運動ができる環境が整っているかを確認してみましょう。 運動の習慣化を実現する行動目標の例 環境が準備できれば、続けて行動目標を設定します。行動目標を設定することで環境をよりうまく利用することができるからです。 下記8つの例を参考に行動目標をたててみましょう。 仕事の帰り道で食事は済ませて、帰宅後、すぐに筋トレをする お風呂上がりはストレッチを1つだけでいいから行う 休みの日は起床後、すぐ歯を磨いてコップ1杯の水を飲んだら筋トレを開始する 二度寝しないために目覚ましをドアの前に置く 筋トレ予定日だったけど、仕事が忙しくて無理な日は翌日1種目追加する 筋トレを「サボりたい」と思ったら、その場でスクワットを10回やってみる 10回筋トレをやったら、休みの日の朝にスタバで好きなドリンクを1杯飲める 20回筋トレをやったら新しいトレーニングウェアを買える ある程度網羅的に記載してみましたが、上記通りにする必要はなく、ご自身の生活環境に合わせた目標設定をしてみてください。 職場から家が近い方であれば、帰宅後に夕食を済ませて、2時間後に筋トレでも良いでしょう。 ご褒美もお好きな料理でもOKです。あなたのやる気が湧いてくる目標を立ててください! さて、ここまではダイエットが続かない原因と改善策について解説してきました。 おさらいですが、以下のとおりです。 ダイエットは意思が弱くても問題ない 原因はやり方と環境にある 習慣化できる環境をつくることが大切 繰り返しになりますが、ダイエットを習慣化することができれば、意思が弱くても続けることができます。しかし習慣化するためにはある程度自分で継続しなければなりません。それには、自分に合った環境とプランが必要というわけです。 この後は、「意思が弱くてなかなか続けられなかった」という人でも続けられる具体的な方法をご紹介します。きっとあなたにあった方法が見つかりますよ! 意志が弱い人でもダイエットを続けられる方法 意思が弱い・すぐ挫折しちゃう人が成功するための秘訣は生活環境と心身の体力レベルを考慮した方法で行うことが重要です。ここからはダイエットの成功経験が無い方でも「これならできそう!」と思える行動をご紹介します。自分に合った方法見つけて、早速実践してみましょう。 無理な食事制限はしない ダイエットの天敵は過剰なストレス。無理な食事制限により、積もり積もったストレスは爆発すると歯止めが効かなくなってしまいます。落ち着いた頃には罪悪感でいっぱいになり、諦めてしまうパターンが非常に多いです。 以下にて、悪い食事制限と改善例をご紹介します。 悪い食事制限の例 改善例 夕食は抜く 夕食はいつもの半分。20:00以降の場合は固形物ではなくプロテインで代用する 水を毎日1リットル以上飲む 食事の前中後にコップ1杯(150ml)の水を飲む。風呂上がり・寝る前にもコップ1杯ずつ飲む 間食にゆで卵を食べる 職場で間食ができない人は多いので、16:00にコンビニで買えるプロテイン(紙パック)を飲む 外食はしない ダイエット中でも行ける店を調べる / パーソナルトレーナーに聞く 食事はダイエットの中で最もストレスを感じやすいため、「ちょっとガマンはするけど、これなら頑張れる」と思えるレベルから始めてみることをおすすめします。 まずは優しいレベルから始めて、少しずつ耐えられる閾値を広げていきましょう。 初めてダイエットをする方ほど、量を減らすのではなく、内容を変える「置き換え」がおすすめです。 オン・オフのメリハリをつける ずーっと何ヶ月も制限していてはストレスが溜まるだけでなく、代謝も低下して停滞期に陥ってしまう可能性があります。 メンタル面を良好に保ち、順調なダイエットをするためにも、メリハリをつけた食生活を送りましょう! 具体例は以下3点です。 しっかり食べてもいい日「チートデイ」を2週間に1回加えてみる。 全身の筋トレする日の朝は、運動前に好きなものを1品食べても良い 朝は量を多く食べて、昼と夜は少なくする 人気フィットネスモデルのAYAさんも平日は節制・週末が爆食いをするようにして、メリハリをつけているようです。 参考:休日に食べすぎても平日で調整すればOK! カリスマトレーナー「AYA」の 食事で美筋をつくる10のルール(後編) みなさんも、ダイエットをしながら「楽しみ」をつくって、モチベーションを保ちましょう! お金があればパーソナルジムに通うのがおすすめ パーソナルジムはあなたの生活環境と体力レベルを考慮した最適な方法で、理想の体作りをサポートしてくれます。 ダイエット・ボディメイクのプロであるパーソナルトレーナーは、数多くの職業や勤務地の方の指導経験があるので、どんな環境の人にも対応可能です。 コストはかかりますが、自分で調べたり、試行錯誤して時間を浪費するよりも効率的に結果を出すことができます。 以下にて、パーソナルトレーナーが結果を出すため教えてくれることをまとめました。 1日の食事量と割合、積極的に摂りたい栄養 複数の具体的なメニュー例、おすすめ食材 現在の体力レベル、サイズ ゴール、中間目標となる数値とイメージ画像 現在の弱点 (強化すると効果が上がる体力要素) 筋トレの正しいフォーム 体力レベルに合わせたトレーニングメニュー ダイエット効果を高めるためのストレッチや、やるといい行動 痩せる・筋力がつくためのメカニズム プロテインは必要?あったほうが効率的? あのサプリメントって効果あるの? パーソナルジムに行ったことがない方は「トレーナーさんって厳しそう」とお思いの方もいますが、パーソナルトレーナーは優しく丁寧な方が非常に多いです。 トレーニング中の「あと3回、2、ラスト!」は予想以上に励みになりますよ! 1人では続けられなくても、一緒に支えてくれる人がいると不思議と頑張れます。 [xyz-ihs snippet=”snippet-view-at-m1″] 以上が意思の弱い方でも習慣化するまでダイエットを続けられる方法。 ご紹介した方法の中に「これならできそう!」と思える方法はありましたでしょうか? ダイエットは長く続けられる方法を実践することが成功の秘訣です。しかし少し慣れてきたタイミングで「続けるのが辛くなってきた」という方も少なくありません。このあとは、そんなどうしてもダイエットが続けられなくなったときの対処法をご紹介します。 どうしてもダイエットが続けられなくなったときは ある程度ダイエット期間が続くと、続けることがつらくなりやすいです。 なぜなら「なんのためにダイエットしているんだっけ?」「もうこの呪縛から開放されたい!」といったネガティブな感情がどうしてもでてきてしまうからです。 そんなときの対処法をご紹介します。 ストレッチ・マッサージを受ける / リラックスする 「体がダルい」「疲れすぎて食欲も湧かなくなっている」という方には癒やしが必要です。 慢性的な肩こり・腰痛を抱えている方ほど、肉体の疲労は蓄積しやすい傾向にあります。 そんな方にはあからさまですが、ストレッチ・マッサージがおすすめ。体がダルいときは血流が悪くなっているので、外部からの刺激により血流を改善して体調を元通りにしてあげましょう。 癒やしを与える方法は他にもあります。 山、海、湖を歩く / 自然に触れる コーヒー、紅茶、お茶を飲む ラベンダー、ひのきの香りを嗅ぐ 猫や犬などの動物に触れる、動画を見る 深呼吸、瞑想をする 睡眠の質を高めるため、18:00以降のカフェイン摂取を避ける 趣味嗜好は人それぞれですが、1日テレビやインターネットを楽しむよりも、自分から癒やされに行くことが心身の回復には重要。なかなか疲れが抜けない、休み明けなのにダルいという方は強くおすすめします。 憧れている人の本を読む・話す / 原点回帰する 続かなくなったときほど「なんでダイエットしてるんだろう?」とキッカケを見落としがちです。 「この人のようになりたい!」「体を変えて、こうなりたい」と思った原点を思い出してみましょう。憧れの人が有名人なら書籍・雑誌・SNSをチェック。身近にいるなら直接話してみるといいでしょう。 大事なポイントは、ダイエットをしていない人ではなく、ダイエットに成功している人と話す・目にすることです。ダイエットを成功させてやりたいことがあるなら、ネットや本から情報収集をしてみましょう。 夢の現実味がおびてきて、頑張れる意欲が湧いてきますよ! 新しいことにチャレンジする / 一旦忘れる ダイエットから一度離れて、新しいことにチャレンジすることは気持ちをリセットするために有効。ずーっとダイエットのことばかり考えていると、前に進んでいる感覚が薄れてモチベーションも低下しやすいからです。 そんなときは思い切って何か新しいことを始めてみるのもアリ。なぜなら新しいことのチャレンジは0からのスタートなので伸びしろしかないからです。成長感と充実感からエネルギーが湧いてくるはず! チャレンジする内容を決めるときに意識してほしいポイントは2つ。 ダイエットとは、かけ離れている / 忘れられること 熱中、没頭できる作業であること ダイエットが続けられなくなったときは、多少たりともネガティブな思考になっているため、「自分は意思が弱い」と思い込んでしまいやすい。 だからこそ、気持ちをリセットするためにも、ダイエットからかけ離れた内容の方が良いというわけす。 過去に「時間ができたらやってみたい」と思っていたことはないでしょうか? コーヒー・カメラ・イラスト・陶芸・ボイストレーニングなどの教室を探してみてください。 美術館巡りやスポーツ観戦、水族館・動物園にいくのも良いでしょう。 まとめ ダイエットは「短期間でマイナス◯◯キロ!」のような成功事例ばかり目についてしまうからこそ、結果ばかりを追い求めがちです。 ダイエットの成功とは、一時的に痩せることでしょうか?違います! 真のダイエットの成功とはリバウンドしないスタイルをキープし続けられる習慣と知識を身につけること。 自分で食事管理と運動により、スタイルをキープできるようになることが「一生太らない体」を手に入れる唯一の方法です。 時間のゆとりを持ちながら着実に体重・体脂肪率を減らしていく方が生活習慣として定着しやすく、リバウンドの発生率を低くすることができます。 そして、ダイエットを続けて、見事成功のさせるための秘訣は2つ。 すぐ行動できる環境を整えること 自分の生活環境に合った目標と手段でダイエットをすること。 過去にダイエットで失敗したことがある・断念しかけてる・始めたいけど行動に起こせない方の多くは、意思が弱いからではなく、環境が整っていないからです。 人の行動は環境で決まるからこそ、ダイエットしていることを周りに宣言したり、必要な荷物をすぐ取り出せる環境作りは非常に重要です。 意志の力を使わずにダイエットを継続して、理想の体を手に入れましょう! [xyz-ihs snippet=”snippet-view-at-end”] Let’s SHARE!