ライザップ流トレーニングの極意【ライザップのトレーナーが解説】 | RE:NOW

ライザップ流トレーニングの極意【ライザップのトレーナーが解説】

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元ライザップトレーナー

ちゃろ

「結果にコミットする」でお馴染みのライザップ

しかし、実際にどのようなトレーニング指導をしているのかをご存知の方は少ないのではないでしょうか?

今回は、ライザップのトレーナーとして約3年勤務していた私が、ライザップのトレーニングについて徹底解説します。

・「ライザップに入会しようか迷っている」
・「ライザップのトレーニングってどんなことするの?」
・「トレーニング未経験でも大丈夫かな?」

このようなお悩みや疑問を解決する内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

ライザップのトレーニング時間と頻度は

ライザップのトレーニングは、1回50分・週2回から行えます。

50分のコース以外には80分のコースがあり、頻度に関しても週2回以上通うことも可能です。お客様の目的や要望に合わせたサービスをご提供するため、コース内容に幅を持たせています。

しかし、ほとんどの方は「50分・週2回」でボディメイクをスタートされることが多いです。その理由を詳しく解説します。

1回50分・週2回

「1回50分・週2回」。ダイエット中にしては、少ない運動頻度のように感じるかもしれません。しかし、このスタイルこそがライザップが結果を出せるゆえんです。

そこには科学的な理由(後述)があることはもちろん、「通いやすさ」といった心理的なハードルも下げていることも影響しています。

たとえば、週2回のトレーニングが週4回だったらどうでしょう。恐らくライザップに通うハードルは上がるはずです。もちろん、トレーニング頻度は多いことに越したことはありませんが、無理のない範囲でやらないと挫折する確率はアップします。

1回のトレーニングの流れ

トレーニングはおもに以下のような流れで行います。

①体調の確認やダイエットの進捗状況などを共有(〜5分)
②トレーニング開始前のウォーミングアップ(5分)
③トレーニング開始(40分)

まずは当日の体調などを確認。問題なければ、その日に行うトレーニングのウォーミングアップを実施して、筋肉や関節まわりを温めます。なお、お客様によっては柔軟性向上のために、この段階でストレッチを取り入れることもあります。

以上の準備が整ったらトレーニングの開始です。適度に休憩を挟みつつ、トレーニングメニューに沿って筋肉を鍛えていきます。

50分・週2回がベストな理由

「 50分・週2回」がベストな理由は、代謝の高い状態をキープできるからです。これが本質的な理由になります。

トレーニング後は代謝の高い状態が約48〜72時間続くと言われています。この効果を利用し、1回目のトレーニングから2〜3日空けて2回目のトレーニングをすることで、1週間まるまる代謝の高い状態をキープできるのです。

ちなみにトレーニング時間の50分は、適切なセット数や休憩時間を含めた理想的な長さになります。

週1回のトレーニングだけだと代謝の高い状態をキープできないため、頻度がどうしても足りません。週2回というのは、ダイエットの効果を保ちつつ、実にちょうど良いバランスをとった頻度なのです。

では続けて具体的なメニューの作り方について解説します。

百人百様!トレーニングメニューの作り方

ライザップでは、お客様一人ひとりに合わせたトレーニングを提供しています。その理由は、目標とする身体や運動能力、身体の状態(関節可動域など)が人それぞれ異なるため。

トレーナーはトレーニング指導に入る前の段階で、お客様の目標体重や体脂肪率、理想の体型などを具体的にヒアリング。聞き出した内容をもとに、コース期間内で結果を出すためには、どういったトレーニング種目や負荷設定をすべきかを熟慮します。

こうして作成されたトレーニングメニューは、まさに百人百様です。

オーダーメイドのメニュー作成

まず初回のセッションで、お客様の目標の体重や体脂肪率、理想とする体型をヒアリングし、コース期間内での目標達成に必要なトレーニングを組み立てます。

ダイエット目的の方であれば、筋肉量をなるべく維持しつつ体脂肪を落とすことが重要なので、全身の筋肉の大部分を占める「脚」「胸」「背中」といった大筋群を軸にトレーニングメニューを作成します。

体が硬いといったことが原因で動作が難しそうな場合は、代替種目を組み入れたり、ストレッチメニューも追加。トレーニングによる効果を最大限に発揮するために、抜け目のないメニューを考えます。

メニュー作りのポイント

メニュー作りでは最適な種目の選定はもちろんのこと、その人の運動レベルに合わせた負荷設定を重視します。お客様の中にはトレーニングを経験されている方もいれば、未経験の方もいます

トレーニング経験のある方であれば、ある程度フォームが身についていますから、それに合わせて負荷レベルを上げます。逆に未経験の方であればフォームの習得から入り、まずは負荷を体に慣らしていく。

「うまくトレーニングができるか心配」という悩みを抱えている方でも、段階的にステップアップするようなメニューを作成しているので安心できるはずです。

このように、ライザップでは大筋群を軸に段階的にトレーニング負荷をあげていきますが、そもそもなぜ筋トレ中心のメニューなのでしょうか。次の章で詳しく解説します。

ライザップのトレーニングはなぜ筋トレ中心?

おもな理由は以下の2つです。

・筋トレで基礎代謝をあげて痩せやすい体を作る
・有酸素運動は筋肉を分解する恐れがありトレーニングの比率が少ない

順を追って詳しく解説します。

筋トレで基礎代謝をあげて痩せやすい体を作る

ダイエットにおいて重要なことは「筋肉量をなるべく維持しつつ体脂肪を減らしていくこと」です。

これには筋トレが欠かせません

なぜなら筋トレはカロリー制限中の筋肉量の維持には欠かせない上、筋肉がつけば基礎代謝もあがり脂肪燃焼しやすい身体になるからです。

有酸素運動は筋肉を分解する恐れがありトレーニングの比率が少ない

有酸素運動は体脂肪をエネルギーとして使うメリットがあります。

しかし、ダイエット中のカロリー制限により空腹時間が長くなることで、体脂肪だけではなく筋肉がエネルギーとして分解・利用されるリスクもあるため、ライザップでは有酸素運動をメインのトレーニングに取り入れていません。

繰り返しになりますが、ダイエットでは筋肉量をいかに落とさないかという点が重要。なので、有酸素運動ではなく筋トレをメインにトレーニングを実施しています。

ただし、お客様の目的や体の状態を考慮してトレーナーが提案する場合もありますよ。

ライザップのトレーナーが解説!実際のトレーニングメニュー

私がトレーナー時代に取り入れていたメニューの一例は以下の通りです。

・バーベルスクワット(大腿部)
・スプリットスクワット(大腿部)
・ラットプルダウン(背部)
・ワンハンドダンベルロウ(背部)
・クランチ(腹部)
・ニートゥチェスト(腹部)

人によりけりですが、基本的には各部位につき2種目取り入れます。大筋群をメインにトレーンングをするため、1種目だけだと、どうしても刺激が足りないためです。

ちなみに上記は週2回のトレーニングのうち、1回のメニュー内容です。もう1回は別の部位を鍛えるメニューのもと、トレーニングを実施します。

上記はダイエット目的に合わせたメニューですが、ヒップアップやくびれなど特定の部位に特化したコースであれば、メニューの内容はがわりと変わります。

なお、実際にライザップで行われるトレーニングについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

続けてトレーニングマシン・器具も紹介します。

ライザップには最新トレーニングマシン・器具が完備

パーソナルトレーニングには欠かせない「トレーニングマシンや器具」。

ライザップではトレーニングの効果を最大限に発揮するため、パワーラック一式はもちろんのこと、各種アタッチメントや自主トレ用のトレーニングマシンを完備しています。

トレーニングルーム

 


トレーニングルームは完全個室制であり、プライベート空間が確保されています。他人の目に付くことがないため、トレーニングに集中することができ、打ち明けにくい話でもトレーナーへ相談しやすい環境です。

店舗によって部屋の広さは多少変わりますが、狭すぎず広すぎず、実にちょうど良いスペースでトレーニングを行なえます。

トレーニングマシン

 

 

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ライザップのサービスとして「マシントレーニング」があります。ほとんどの店舗に最新のトレーニングマシンを設置しており、自主トレをしたい場合に無料で何度でも利用可能です。

マシン一台で全身鍛えられるような一体型の設計なので、自分が鍛えたい部位を効率よくトレーニングできます。ライザップに入会したら、使わない手はないでしょう。

トレーニング機器

目的の体に合わせたトレーニングを実施するため、ライザップはトレーニング機器を豊富に取り揃えています

・パワーラック
・EZバー
・Vバー
・ストレートバー
・トライセップロープ
・可変式ダンベル
・バランスボール
・ストレッチポール

ライザップのトレーナーに聞いた、トレーニングQ&A

男女でトレーニングの差はありますか?

扱うバーベルやダンベルの重さによる男女の差はあります。男性と女性は体格や筋肉量が全く違うので、同じ種目でも重量設定は変える必要があるんです。「トレーニングについていけるか心配…」とお悩みの女性でも、男性と同じ重さでトレーニングをすることはないのでご安心ください。

トレーニングはきついですか?

まずはフォームを習得するところから始まるので、いきなりハードにやることはありません。負荷を徐々に増やしていくと「きつい」と感じる場面は出てきますが、それが逆に心地よいと感じる方が多い印象です。やってみて、初めて気づくことが多いかもしれません。

トレーニング中の指導で気をつけていることはありますか?

トレーニング中は怪我のリスクもあるため、安全管理に気をつけていました。特にトレーニング器具を扱う種目だと、フォームによっては関節などを痛める恐れがあるんですよね。指導中は全神経を集中させて、体の微妙な動きにも目を凝らしています。

それでは本日は以上です。

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本記事の執筆者

元ライザップトレーナー

ちゃろ

トレーナーとして100名以上のダイエットをサポートした経験をもとに、リアルな情報をお届けしています!

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