【3日間断食】何キロ痩せる?キレイな体を手に入れる方法を紹介 | RE:NOW

【3日間断食】何キロ痩せる?キレイな体を手に入れる方法を紹介

  • ファスティング

管理栄養士・幼児食マイスター

kawano

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手っ取り早く体重を落としたいとき、断食を思い浮かべる方もいるでしょう。

「三日間断食したら、どのくらい痩せるのかな?」
「5キロくらい減るって本当?」

断食をした結果、どれくらい痩せるのか気になりますよね。

結論、3日間断食すると、平均で2~3キロ体重が落ちます。5キロ以上減ることは、まずありません。

この記事では、三日間断食で2~3キロ減る理由やメリット・デメリットをお伝えします。

正しいやり方や痩せるコツも紹介しているので、短期間で体重を落としたい方は参考にしてください。

【結論】3日断食では平均2~3キロ痩せる

結論から申し上げると、三日間断食をきちんと行うと、平均2~3キロの体重が落ちます

ここでは、三日間断食で体重が落ちる理由と実際にトライした方のリアルな声を紹介していきますね。

体脂肪+水分で2~3キロ減る理由

3日間断食では、準備期の夜をスタートとし、まる3日間何も食べずに水だけで過ごします。そのため3日間は、摂取エネルギーを摂れません

普段2000kcal前後摂っている方であれば、2000×3日間で、約6000kcalをカットすることになります。

体脂肪1kgは約7200kcalで消費できるので、だいたい1kg減らせる計算ですね。

残りの1~2キロは、体内のグリコーゲン・水分量が減少することで減ります。

グリコーゲンとは?

グリコーゲンとは、肝臓や筋肉に貯蔵されている「糖」のことです。

お米やパンなどの糖質は体内に入ると、小腸でグルコースとなり、エネルギー源として利用されます。

このとき必要のないグルコースは「グリコーゲン」として水分とともに蓄えられ、臨時のエネルギーとして使われているのです。

断食で糖質がカットされ、グリコーゲン・水分も減少

断食中は糖質がカットされるので、グリコーゲンと水分も体内から抜けていきます。両者が減ると、だいたい1〜2キロの体重が減ります。

以上より、3日間の断食で減るのは「体脂肪1キロと水分1~2キロ」の計2~3キロと推測できるのです。

実際に3日間断食した方のSNS

実際に3日間断食した方のリアルな声をチェックしてみましょう。

SNSでくまなくチェックしたところ、3日間断食の結果、やはり2~3キロの減量に成功されている方が多く見受けられました。

もともとの体重や直前までの食事によっては、4キロ以上の減量に成功されている方もいます。

ただ、あくまで「体脂肪を減らせるのは1キロ程度」だという事実を忘れずに。

3日間断食だけでは減量ができますが、体脂肪を大幅に落とすことはできません。

とはいえ、ダイエットのスタートアップや食生活のリセットには良い機会になるでしょう。次の章で3日間断食のおすすめのやり方を紹介します。

3日間断食のやり方

3日間断食のおすすめのやり方は、以下の通りです。

  • 準備期(1日目)
  • 断食期(2~3日目)
  • 回復期(4~5日目)

順に確認してきましょう。

準備期(1日目)

3日間の断食期間を迎える前に、胃腸にやさしい食事を食べて「準備」をします。消化しやすく、胃腸に負担のかからない食事を意識しましょう。

ポイントは以下です。

  • 油脂類は控えめに
  • 肉より魚、肉ならササミがおすすめ
  • 野菜や海藻で満腹感アップ
  • 腹8分目でご馳走様

朝食から夕飯にかけて、消化に良くなるよう推移させるのがベター。

例えば、

  • 朝食:白ご飯、納豆、味噌汁
  • 昼食:ササミとブロッコリーの豆乳リゾット
  • 夕食:卵とほうれんそうのお粥

質素に感じますが、準備期は胃腸に負担の少ない食事が基本になります。

断食期(2~3日目)

準備期で胃腸を慣らしたら、2~3日間断食します。断食期間中は、水分をしっかり摂りましょう

とくに断食1日目は空腹感が強く、辛いです。ここを乗り越えられると少し楽になるので、3日後の自分を思い描きながら、踏ん張ってくださいね。

断食中は、急激にエネルギーを消費するような激しい運動を控えることも大切にしましょう。

回復期(4~5日目)

無事に断食期間を終えたら、回復期として再度胃腸にやさしい食事をとります。基本的には、準備期と逆の流れです。

どんなものを食べるのか、例を紹介しておきます。

  • 1日目朝食:味噌汁や野菜スープの上澄み
  • 1日目昼食:味噌汁や野菜スープ
  • 1日目夕食:お粥とスープ
  • 2日目朝食:軟飯+野菜と卵のスープ
  • 2日目昼食:ご飯+白身魚と野菜の蒸し物
  • 2日目夕食~:順次、通常の食事

ひさしぶりの食事は、まずは栄養素が溶け込んだ液体から開始します。少しずつ固形物を増やしていくのがポイントです。

また回復期が終わった後も、揚げ物や味の濃い物はたまにしか食べないようにしましょう。リセットされた胃腸の働きを維持しやすくなります。

回復期以降の食生活も大事にしよう

3日間断食で切り替えができたら、その後の生活を整えてスッキリと痩せましょう。

ポイントは次の5つです。

  1. 糖質・脂質は摂り過ぎない
  2. たんぱく質は魚中心に肉や大豆製品で摂る
  3. 野菜は満腹感を得るためにも1日350g以上を食べる
  4. 水分は1.5L以上を目標に、水かお茶を飲む
  5. 定期的に運動をする

3日間断食でリセットした後も体にやさしい食事をとれれば、自然とキレイに痩せられます。

ここまで読んでいただくと「頑張って3日間空腹に耐えたところで、結局体脂肪1キロしか減らないんでしょ?」と思う方もいるでしょう。

3日間断食のメリットは、体脂肪を落とすことだけではありません

次章からは、3日間断食のメリット・デメリットを紹介します。

3日間断食のメリット

3日間断食のメリットは、減量だけではありません。例えば、以下の3つが挙げられます。

  1. 食生活のリセットになる
  2. 胃腸を休められる
  3. 気持ちの切り替えになる

1.食生活のリセットになる

揚げ物やこってり料理…体に悪いかもと思いながら、なかなか抜けられない美味しい食事。思い切って3日間断食してしまうと、食生活をリセットする良い機会になります。

「辞めたいのに、口にすると止まらない」という方には、とくにおすすめです。

強制的に食べないことで、これまでの崩れた食生活をリセットできます。

2.胃腸を休められる

とにかくお腹いっぱい好きなものを食べている方は、胃腸が疲れている可能性大です。3日間断食をすれば、胃腸を休められます

空腹時間を半日程度設けたり毎度の食事を腹7~8分目に抑えられれば、胃腸は適度に休めているのですが、なかなか難しいですよね。

月に一回の3日間断食を習慣化すれば、胃腸を労わる機会をつくれます。

3.気持ちの切り替えになる

「ダイエットしなきゃ」「このままじゃヤバイ」と思いつつ、なかなか重い腰を上げられない…。

そんなときに無理やりに3日間断食を行なえば、気持ちの切り替えになってダイエットにも本腰を入れられます。

3日間断食で痩せる、というよりは、痩せるためのきっかけに3日間断食を利用するのがおすすめです。

では、3日間断食のデメリットは何でしょうか?

3日間断食のデメリット

3日間断食のデメリットは2つです。

  1. 体脂肪はそこまで減らない
  2. 体調を崩す可能性がある

1.体脂肪はそこまで減らない

しつこいですが、体脂肪はそこまで減りません。「3日間断食でめっちゃ痩せてやる!」とは思わないようにしましょう。

3日間断食は、あくまでダイエットのきっかけづくりです。もしくは胃腸を休ませたいときに利用するようにしましょう。

2.体調を崩す可能性がある

あなたの生活スタイルによっては、体調を崩す可能性があります。活動量が普段から多い方は、断食は短期間でもおすすめできません。

エネルギーや栄養素を3日間まったく摂らないので、体は栄養不足の状態になります。頭痛やめまいなど不調を感じる方は少なくありません。

体調があまりにおかしい場合はすぐに辞めましょう。断食は無理に続けると健康を損ねます。

まとめ

3日間断食では、平均で2~3キロ体重が落ちます。ただし、肝心の体脂肪は1キロ程度しか落ちないことは忘れないで。

痩せるために3日間断食をするなら、あくまで「きっかけづくり」として行いましょう。味覚や胃腸の働き、食への理性をリセットできたなら、節度ある食生活と運動習慣を続けることです。

半年後には、必ず痩せた自分に出会えます。

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本記事の執筆者

管理栄養士・幼児食マイスター

kawano

クリニックでの栄養指導を担当。ちょっとした栄養の疑問に答えるブログを運営。食生活の悩みに全力で答えられるよう頑張っています♪

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