1日1000∼1200キロカロリーでも痩せない?トレーナーが原因を解説 2022.10.15 ダイエット ダイエットの悩み パーソナルトレーナー/フィジーク選手 小林丈二 「カロリー計算して食事制限もしているのに全然痩せない」 「これ以上食べるものを減らすのはしんどい」 瘦せるために頑張っていても結果が出ないのは辛いですよね。安心してください。 思うように「痩せない」のには必ず原因があります。正しい知識を手に入れてあなたの望む結果を手に入れましょう。 目次 1日1000∼1200キロカロリーでも瘦せない原因カロリー制限しても痩せない場合の対処法まとめ 1日1000∼1200キロカロリーでも瘦せない原因 ダイエットにおいてカロリー制限は非常に大切な要素ですが、「とにかくカロリーさえ落とせばダイエットは成功する」というわけではありません。 痩せない原因として考えられるものをあげましょう。 カロリーだけに囚われて栄養バランスが崩れている 1日1食・夕食だけにしている 身体が飢餓状態と勘違いし、省エネ化している 正しく摂取カロリーが計れていない 詳しく説明していきます。 カロリーだけに囚われて栄養バランスが崩れている ダイエットをする上で、カロリー制限は必須。 しかし「カロリー制限だけを守っていればいい」わけではありません。例えば、カロリー摂取量を守っていても食事内容が「炭水化物」や「脂質」中心だと筋肉が落ちてしまいます。筋肉を作る、維持するために必要な「たんぱく質」が不足しているからですね。筋肉が落ちれば、消費カロリーの大部分を占める基礎代謝が落ちて瘦せにくい身体になります。 1日1食・夕食だけにしている カロリーを抑えたいからといって。1日1食・夕食のみにしている場合も痩せにくいです。なぜなら夕食後はエネルギーを使うことがないため脂肪になりやすいからです。 身体が飢餓状態と勘違いし、省エネ化している ダイエットは「カロリーを減らせば減らすほど瘦せる」わけではありません。 カロリー制限が続くと身体は飢餓状態と勘違いし少ないエネルギーで活動できるように適応するためです。最近よく聞く「チートデイ」はこの飢餓状態を防ぐために行います。チートデイを必ず行う必要はありませんが、毎日同じカロリー、同じ食べ物にすると身体は慣れて体重は停滞します。 正しく摂取カロリーが計れていない きちんと計算してみると、目標の摂取カロリーを超えているケースはよくあります。 なぜなら一見カロリーが低そうにみえる食材も多いため、自分の先入観で判断していると、あっという間に目標値を超えてしまうから。たとえば、飲み物や調味料の中にも高カロリーな物は多いです。当然のことですが、目標カロリーを超えていては瘦せません。 ここまではカロリー制限しているのに痩せない原因を説明しました。 次は対処法を紹介します。「頑張っているのに結果が出ない」そんな辛いことにならないためにもぜひ、参考にしてください。 カロリー制限しても痩せない場合の対処法 ダイエットで1番大切なことは消費カロリー>摂取カロリーの状態にすること。 しかし繰り返しになりますが、そこだけに着目するとうまくいきません。というのも、人の身体は生きるためにできるだけ脂肪が落ちないよう抵抗するから。その中でうまく脂肪を落として瘦せるためには、知っておくべきことがあります。 自身の消費カロリー・摂取カロリーを正しく把握してオーバーカロリーを予防 栄養バランスを整え、たんぱく質もしっかり摂取することで筋肉をつける 食事の回数を細かく分け、筋肉の分解を予防 摂取カロリーを抑えるよりも運動で消費カロリーをアップし、健康的に瘦せる [xyz-ihs snippet=”snippet-view-at-middle”] 自身の消費カロリー・摂取カロリーを正しく把握してオーバーカロリーを予防 ダイエットでは消費カロリー・摂取カロリーを正しく把握することで、オーバーカロリーを予防することができます。 摂取カロリーは専用のアプリを使うと楽です。ただ、外食時などはうまくカロリー計算ができなくなるので注意が必要。また可能な限り同じものを食べることで計算がしやすくなり、カロリー調整も簡単になる。同じものを食べることはダイエット成功への近道といえるでしょう。 一方、消費カロリーは以下の3つから成り立ちます。 基礎代謝 生活活動代謝 食事誘発性熱代謝 この3つを足し算すれば消費カロリーを算出できます。中でも大部分を占める基礎代謝の求め方は以下のとおり。 出展:日本健康運動研究所-1日の基礎代謝量、必要摂取カロリー (jhei.net) 正確に消費カロリーを計算することは難しいですが、目安として認識してオーバーカロリーを予防しましょう 栄養バランスを整え、たんぱく質もしっかり摂取することで筋肉をつける 筋肉をつけることは基礎代謝を向上し、結果的に瘦せやすい身体作りへと繋がります。具体的な食事の目安は以下です。 たんぱく質:体重×1.5∼2 脂質:総摂取カロリーの15∼25% 炭水化物:総摂取カロリーの50%ほど もちろん制限カロリー内に抑えることは必須。大体の目安として参考にしてください。 なお、炭水化物を極端に減らす方もいますが、炭水化物は筋トレ中のエネルギー源、筋肉をつける材料になります。しっかり食べてよく運動するようにしましょう。 また、食事管理をするとビタミンが不足しがち。ビタミンは身体の調子を整え、たんぱく質の代謝を高めてくれるので筋肉をつけるためにも大切な要素。野菜から摂取することを意識し、不足している場合はサプリをうまく使いましょう。 なお、たんぱく質やビタミンなどバランスよく摂取したい場合は、栄養プロテインがおすすめ。たんぱく質やビタミンの摂取はもちろん低糖質。時間や手間をかけずに必要な栄養素を摂取できるので、忙しい方やズボラな方は重宝しますよ! 食事の回数を細かく分け、筋肉の分解を予防 瘦せたい時こそ、できるだけ食事回数を多くしましょう。食事回数を多くするメリットは以下です。 空腹の時間を短くして筋肉の分解を予防できる 食欲を我慢した後の食べ過ぎを防止する 食後は代謝が上がるため瘦せやすくなる 血糖値の上昇を抑えることができる このように食事回数を多くすることはダイエットにおいてメリットばかり。 特に、空腹状態では筋肉がエネルギー源として利用されてしまうため、食事回数を意識的に増やすことは空腹を避け、筋肉の分解を予防することができます。そして筋肉の分解が予防できれば、基礎代謝の低下も防ぐことができるのです。 また食事を摂取し、消化する際に身体はエネルギーを使います(食事誘発性熱産生)。回数を増やすことによって無意識に使われるカロリーを上げることができるので、ダイエットにも効果的。イメージとしてはお腹にたまらないくらいで食事を終えると、細かく分けて食べることができます。 食事回数を意識して増やし、効果的なダイエットに繋げましょう。 摂取カロリーを抑えるよりも運動で消費カロリーをアップし、健康的に瘦せる 摂取カロリーを消費カロリー以下に抑えることで瘦せることは可能です。 しかし、運動をせず、ひたすら食事量を減らしていくのは精神的にも辛く、早い期間で停滞してしまうでしょう。するとドンドン摂取カロリーを減らす負のループに陥ってしまい、ダイエットが失敗に終わることはよくあります。 摂取カロリーを抑えるばかりではなく、運動で消費カロリーをアップし、食べて健康的に瘦せる。これをすると、結果的に継続的なダイエットに繋がります。ダイエットは継続的に行うことが成功への近道。 ダイエット中におすすめの運動は以下で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。 食べて、しっかり運動をして健康的に痩せましょう。 以上が痩せない場合の対策。正しく取り組めばきっと効果が得られるでしょう。 とはいえ、自分ひとりで試してもなかなか上手くいかないこともあるはず。しかも自己流でやると、かえって回り道してしまうことも。 そのため、繰り返しになりますが、おすすめはパーソナルジム。ダイエットのプロです。 お金はかかりますが、とにかく短期間でグッと体重を落としたい方やなかなかダイエットがうまく進まない方におすすめです。 まとめ 今回はカロリー制限をしても痩せない原因と対処法を説明させて頂きました。 瘦せるためにはカロリー制限は必須条件ですが、それだけではうまくいかない所がダイエットの難しい部分。 瘦せるために必要な食事管理・適切な運動。この2つを1人でレベル高く行い、うまく瘦せていくのは簡単ではありません。しかも、ダイエットはうまくいかないのは辛いですからね。 パーソナルジムでは自身の経験と最新の知識を持ったプロのトレーナーが徹底的にお客様のサポートをします。1人でうまくいかなくて悩んでいる方にはパーソナルジムをおすすめします。 ここまで読んでくださりありがとうございました。 [xyz-ihs snippet=”snippet-view-at-e3″] Let’s SHARE!