【危険】1日1食夜だけで痩せない4大原因!健康的に痩せる5つのコツとは 2022.12.13 ダイエット ダイエット法 管理栄養士・幼児食マイスター kawano [xyz-ihs snippet=”google-adsence”] 「手っ取り早く摂取カロリーを減らして痩せよう」そんな気持ちから1日1食夜だけ食べる生活を始めたものの、思うように体重が減らなくて悩んでいませんか? 実は、1日1食夜だけしか食べないダイエットはきれいに痩せることはできません。それどころか太りやすい体質になってしまう恐れもあります。 この記事は1日1食夜だけ食べるダイエットをしている方へ向けたものです。 痩せない4つの原因 夜だけ食事を食べるデメリット・メリット 健康的に痩せるためのコツ について解説していきます。 今度こそダイエットを成功させたい方は、ぜひ参考にしてください。 【夜だけ】1日1食ダイエットとは 夜だけ1日1食ダイエットとは、名前の通り「食事を夜だけ食べるダイエット法」のことです。本来2~3食食べている食事を1食に減らすので、自然と摂取エネルギーを減らせます。 ダイエットをするとき、食事でとるエネルギーを抑えて痩せようと考える方は少なくありません。しかし、毎食の食事量を減らすのは辛く感じてしまうもの。 「だったら1日1食だけ思いっきり好きなものを食べて、残りの食事は絶食にしてエネルギーをカットしよう」というのが、1日1食夜だけダイエットを始めるきっかけのようです。 しかし実際に始めて見たところ、思うように痩せません。なぜでしょうか? 1日1食夜だけ食べて痩せない4大原因 1日1食夜だけ食べるダイエットで痩せない原因は次の4つが考えられます。 糖質が多過ぎる 栄養のバランスが悪い 基礎代謝が落ちている 眠る直前に食べている 順に解説していきます。 1.糖質が多過ぎる 食事に含まれる糖質が多過ぎると思うように痩せません。一回で摂る糖質量が多過ぎると血糖値が急激に上昇し、インスリンが分泌されて体脂肪を増やすからです。 糖質は体に吸収されたあと、体のすみずみでエネルギーとして利用されます。このとき働くホルモンがインスリンです。 インスリンはエネルギーとして利用されなかった余分なブドウ糖も処理します。脂肪に変換し、予備のエネルギーとして蓄えておくのです。 一食しか食べないからと夜に糖質を大量に含む食事を食べれば、必要のない分は体脂肪として蓄えられてしまいます。 2.栄養のバランスが悪い 食事のバランスが悪い場合も体重は減らないでしょう。偏食の場合だと代謝に必要な栄養素が不足しやすく、食べたものを体でうまく利用できないからです。 私たちの体は、食べたものを無条件で利用できるわけではありません。さまざまなビタミンやミネラルが支え合ってはじめて利用できます。 ましてや1食しか食べないとなると、栄養素は不足しがち。栄養バランスの崩れた食事をとり続ければ代謝が落ち、痩せにくくなります。 3.基礎代謝が落ちている 1日1食しか食べないことで基礎代謝が落ち、太りやすい体質になっている恐れがあります。絶食の時間が長すぎると脳が飢餓状態だと錯覚し、省エネモードになりやすいからです。 必要なエネルギーすら補えないとき、脳は生きるためにどうすべきかを第一に考えます。結果、必要最低限のエネルギーで生きていけるよう、代謝を落とし始めるのです。 4.眠る直前に食べている 食事を眠る直前に食べている場合も痩せない原因のひとつです。昼間に比べて眠っている間の活動量は少ないので、多くのエネルギーを必要としないからです。 眠る直前に食事を大量に食べると、余分なエネルギー源として体脂肪へ蓄積されます。いくら一食だけとはいえ、そのときに必要のないエネルギーは体脂肪を増やすもとになるのです。 1日1食を夜だけ食べる生活は、あまりおすすめできません。痩せないだけがデメリットではなく、体に負担があるからです。 痩せないだけじゃない!1日1食夜だけ食べるデメリット 1日1食夜だけ食べるダイエットを続けている方に警鐘です。 このまま続けていると、痩せないだけではなく、以下の4つのデメリットが生じる恐れがあります。 リバウンドする 血糖値のコントロールが難しい 疲れやすくなる イライラしやすくなる 理由をくわしく説明していきますね。 1.リバウンドする 夜だけ食事を食べるダイエットは、ほぼリバウンドすると考えられます。長期継続が難しいからです。 無理に食欲を抑えると食べたい気持ちが余計に増えます。すると気付かないうちにストレスがたまり続け、ふとしたきっかけからドカ食いに走ってしまうのです。 食事を欠食したり極端にカロリーを制限するダイエットは、食事を元に戻せば簡単にリバウンドします。 2.血糖値のコントロールが難しい 1日1食しか食べないと血糖値のコントロールが難しくなります。血糖値が急激に上昇するからです。 血糖値は上昇・下降の波幅が狭い方が太りません。しかし、1食しか食べないと食事による血糖値が上昇しやすく、波の幅は大きくなる。結果血糖値がうまくコントロールできず、体に不調があらわれる恐れがあります。 3.疲れやすくなる エネルギーが十分に摂れないため、体が疲れやすくなります。とくに活動量の多い昼間に必要なエネルギーが不足しやすく、慢性的に疲れがたまるように。 ガソリンのない車は動けませんよね。私たちの体は車と同じです。エネルギーが不足すれば思うように動けず、疲れを感じやすくなります。 4.イライラしやすくなる 夜しか食べないとイライラしやすくなります。エネルギーが不足すると体だけではなく、脳も疲れてしまうからです。 脳も多くのエネルギーを必要としています。必要なエネルギーを補えないとうまく働けず、精神面のコントロールがうまくできません。 結果、無償にイライラしたりキレやすくなったり、落ち着かなくなります。 1日1食だけ食べるダイエットのデメリットは気になるものばかりですね。実施するメリットはあるのでしょうか? 1日1食夜だけ食べるメリットは2つ 1日1食を夜だけ食べるメリットは次の2つがあります。 自然にカロリー制限ができる 生活スタイルによっては挫折しにくい 順に確認しましょう。 1.自然にカロリー制限ができる 1日1食しか食べないので、3食食べていた時よりも自然にカロリー制限ができます。なかなか食事のカロリーを減らすことができない方は、メリットになるでしょう。 ただし夕食しか食べないからとお腹がはち切れるまで高カロリーなものを食べている場合は要注意。一食で過度な食事量を摂っている場合、カロリー制限ができるというメリットは生まれません。 2.生活スタイルによっては挫折しにくい 生活スタイルによっては挫折しにくい点もメリットのひとつです。夜勤のある仕事をしていたり昼夜逆転をしていたりと変則的な生活を余儀なくされている方。もしくは朝食や昼食を食べると仕事や作業に集中できないという方にとっては、1日1食夜だけダイエットが合っているかもしれません。 人それぞれ生活に取り込みやすいダイエット法は違います。取り組んでみて「自分に合っているな」と感じる方にはメリットになるでしょう。 とはいえ1日1食を夜だけ食べるのは、リスクが気になるところ。おすすめできないダイエット法であることに変わりはありません。 1日1食夜だけ食べて痩せたい方へアドバイス 1日1食夜だけ食べて痩せたい方へアドバイスがあります。理解してほしいことと少しでも健康的に痩せられるコツをお伝えしますので、参考にしてください。 1日1食はリスクが大きい まず、1日1食夜だけしか食べないダイエットは、リスクが大きいことを理解しましょう。血糖値のコントロールはもちろん、体のエネルギーも不足しやすく、負担が大きいです。 いくら1日1食でも、夕食のタイミングで過剰にエネルギーを摂れば太ります。かといってその時に必要な量だけをバランス良く食べた場合、総エネルギーは不足したままです。エネルギーが足りなければ体は疲れてしまうでしょう。 もし痩せられたとしても、体脂肪だけでなく筋肉量も落ちていることが多いです。筋肉が落ちるとエネルギー代謝も落ち、痩せにくい体質になってしまうかもしれません。 1日1食のダイエットは体に負担が大きく、リスクがあることを忘れないでください。 どうしても1日1食にするなら間食をうまく利用して リスクを理解したうえで1日1食夜だけのダイエットに取り組むのであれば、間食をうまく利用しましょう。食事は夜だけしかとらないけれど、随所で軽く間食をし、エネルギーや栄養素を補うのです。 例えば、朝食のタイミングでバナナを1本、昼食のタイミングでプロテイン入りの豆乳など(※)。完全に絶食としてしまうのではなく、手軽に栄養素を摂れるものを間食として食べると良いですね。 ※あくまで例なので、この間食がおすすめというわけではありません。 健康的に痩せるダイエット5つのコツ 1日1食夜だけ食べるダイエット法は、体を想うとあまりおすすめできません。では、体を大切にして痩せる場合、どのようなことを気遣うべきでしょうか? 健康的に痩せるダイエットのコツは次の5つです。 できれば1日に2~3食食べる 摂取カロリーはある程度意識する 栄養のバランスを考える 飲み物にも注意する 運動も取り入れる 「もうリバウンドしたくない!」という方は、ぜひ参考にしてください。 1.できれば1日に2~3食食べる 食事は1日に2~3食食べるようにしましょう。同じエネルギーを摂る場合、分割したほうがエネルギーを体で利用しやすいからです。 エネルギーは余ると体脂肪として貯蓄されます。必要な量を必要なときに摂って体脂肪を増やさないためには、一定の間隔で複数回の食事をとる方が良いです。 2.摂取カロリーはある程度意識する 食事の摂取カロリーはある程度意識し、食べ過ぎを防ぎましょう。意識しすぎてエネルギーが不足しても、意識しなさすぎてエネルギーが多過ぎても、ダイエットは成功しないからです。 自分の消費カロリーを計算してみて、どのくらいなら食べても太らないのか把握します。こちらで計算できるので、ぜひチャレンジしてみてください。 3.栄養のバランスを考える カロリー量だけでなく、栄養バランスも考慮しながら食事をとるようにしましょう。さまざまな栄養素が支え合わないと体が働けないからです。 体脂肪を燃やすためにも、複数のビタミンやミネラルが関わっています。何か固定の食材のみを食べるのではなく、 肉 魚 卵 野菜 きのこ 海藻 などいろいろな食材を使えるよう意識しましょう。 4.飲み物にも注意する 食事だけでなく、飲み物にも注意しましょう。甘い清涼飲料水や乳飲料は余分なエネルギーや糖質を摂る原因になりやすいです。 飲み物を飲む目的は水分の摂取です。水分はシンプルかつカロリーのない水やお茶が最適。 甘い飲み物はスイーツとして考え、水分は水やお茶でとるようにしましょう。 5.運動も取り入れる できれば運動も取り入れるようにしましょう。運動を習慣化できれば、痩せられた後も体型を維持しやすくなるからです。 運動をすると筋肉量や消費エネルギー量が増えます。筋肉量や消費エネルギー量が増えれば、体は脂肪を燃やしやすい状態に。結果、少し食べ過ぎたくらいで太らない体に近づけるのです。 生活の中に運動を取り入れ、エネルギーを効率良く利用できるよう工夫してみましょう。 まとめ 1日1食を夜だけ食べるダイエットについて解説しました。 大切な部分をおさらいしていきましょう。 夜だけしか食べないダイエットは体に負担が大きい 摂取カロリー量に気をつける 食事の栄養バランスは整える 健康的に痩せたいのであれば1日2~3食を食べる ダイエットは継続できる食事管理と運動習慣が大切 痩せられたとしても、健康を害してしまっては本末転倒。夜しか食べない1日1食ダイエットは、できれば取り組まない方が良いでしょう。 短期間で無理に痩せる方法ではなく、体を大切にしながら痩せられるのが理想です。そのためには、1日に摂取したいカロリー量を2~3回の食事に分けて摂るようにすること。食事の栄養バランスを整えられることを大切にしましょう。 食事管理に運動を組み合わせ、リバウンドのしにくい体質づくりに励んでみてくださいね。 とはいえ、自分ひとりですべて実践することは簡単ではありません。そのため、期日が迫っているのであれば、ライザップなどのパーソナルジムに通った方が確実です。どのパーソナルジムも無料カウンセリングが受けられるため、ダイエットのコツを教えてもらうだけでも価値がありますよ。 [xyz-ihs snippet=”snippet-view-at-end”] Let’s SHARE!